2025年問題という大きな課題を間近に控えて、介護業界では介護DXの導入が積極的に推進されています。
介護DXはデジタル技術を活用して、介護業界をより便利に、より効率的に変革していく取り組みですが、介護DXを積極的に導入している介護施設で働くときに気を付けなければならないことはなんでしょう。
まず一番の注意点ですが、当たり前の話、デジタル技術に関する知識がある程度必要になってきます。
とはいえ、活用するデジタル技術の専門的な知識が必要になるわけではなく、説明を聞いたり、説明書を読んだりして、その機器を扱える程度で十分です。
考えてみてほしいのですが、多くの人がスマートフォンの仕組み自体は詳しく知らなくても、便利に使いこなせています。
介護業界で導入されるデジタル機器に関しても、専門的な知識がなくとも難なく使いこなせるでしょう。
必要以上に苦手意識を持たないことが重要なのです。
とはいえ、今後の介護業界では様々な業務においてデジタル技術が活用されることになりますので、デジタル技術自体に強い人材は重宝されるでしょう。
積極的に使いこなし、複数のデジタル技術と業務をうまく組み合わせて相乗効果を生み出せれば評価もうなぎ上りです。
最後に介護施設を運営する経営者側の視点での注意点として、介護DXを導入するにあたっては導入コストがかかるといったデメリットがあります。
しかし、これに関しては厚生労働省ではICT導入支援事業を展開しているので、その補助金を活用して積極的な介護DX導入を目指すのがよいでしょう。